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2024WEB作品展のテーマは「童話と寓話の世界 第二章」。

前回の作品展に続き「童話と寓話」のテーマを、さらに深く堀り下げてみました。

シャルル・ペロー寓話集や、ラ・フォンテーヌ寓話集からの物語を題材にした作品をご紹介します。

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  赤ずきんちゃん

      (フランス布)    

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   赤ずきんちゃん

 (ドイツ布・グリム童話)    

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  親指小僧   

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​ 長靴を履いた猫

今回、子供の頃から馴染み深い「赤ずきんちゃん」を題材にした作品が多く揃いましたが、制作に使用したフランスの布とドイツの布には特徴があり、布と文学は深いかかわりがあることを知りました。

17世紀のフランスの詩人シャルル・ペローが自分の子どものために書いた「赤ずきんちゃん」の物語を、19世紀にドイツのグリム兄弟が書き加え、猟師と犬を登場させてお婆さんと赤ずきんちゃんを救い出します。

上の写真で、フランスの布には無い猟師と犬の絵を、ドイツの布で見ることができます。

 

また、17世紀フランスの詩人ラ・フォンテーヌが書いた寓話集は、教訓的な内容を擬人化した動物などに託して語る物語で、当時のフランス皇帝ルイ14世の6歳の王太子に捧げられたと伝えられています。

幼い頃に読んだ物語も、今読むとそのメッセージの深さに驚きます。

作品を通して、次の世代に大切なメッセージを伝えていくことができたら幸いです。

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